【Arduino入門】はじめてのスイッチ回路!スタートボタンを搭載する方法を解説!
ArduinoでLチカが終わって、次、何しようかな〜、、、と迷っている人は、ぜひスイッチを使ってみましょう!
今回の記事では、スイッチを使って、どんな製品にも搭載されているスタートボタンの実現方法を解説していきます!
スタートボタンがない場合、電源を入れた途端に、ものがすぐに動き出すので、けっこう危険です(^^;)
スタートボタンを搭載して、安全で使いやすいものが作れるようになりましょう!
開発の途中で動作確認をするときも、安心です(^^)
- スイッチ回路の作り方
- スイッチをスタートボタンとして使うプログラム
解説動画
今回の記事はこちらの動画を解説したものです。
スイッチ回路の作り方
早速、回路を作ってみましょう!
使用するものリスト
使用するものはこちらです!
機材・パーツ | 個数 | 備考 | 参考URL |
ブレッドボード | 1 | 秋月電子通商 通販コード P-05294 | |
ジャンパー線セット | 1 | 秋月電子通商 通販コード P-00288 | |
LED | 1 | 秋月電子通商 通販コード I-11655 | |
タクトスイッチ | 1 | 秋月電子通商 通販コード P-03647 | |
抵抗 1kΩ | 1 | 秋月電子通商 通販コード R-25102 | |
抵抗 10kΩ | 1 | 秋月電子通商 通販コード R-25103 | |
Arduino Uno | 1 | 秋月電子通商 通販コード M-07385 | |
USBケーブル | 1 | Type-Aオス ー Type-Bオス | 秋月電子通商 通販コード C-07605 |
パソコン | 1 |
タクトスイッチとは?
タクトスイッチは上の写真のようなもので、他にも「押しボタンスイッチ」や「プッシュスイッチ」などの名前で呼ばれます。
中は金属の板が入っていて、下の図のように、ボタンを押すと金属の板がくっついて電気が流れますが、ボタンを押していない状態では金属の板が離れていて電気が流れません。
スイッチ回路を作る
スイッチをArduinoなどのコンピュータで使うためには、回路を作る必要があります。
なぜかと言うと、スイッチはただの金属だからです。
ジャンパ線もブレッドボードも金属なので、金属の先に金属がついたところで、変化がないということです(;;)
それでは、どんな回路を作ればいいかというと、
- スイッチを押したときに5Vにつながる
- スイッチを離したときにGND(0V)につながる
こんな回路を作ります!
Arduinoの8番の穴(ポート)にスイッチの回路をつなぐ場合の回路図と配線図を示しますので、手元の実物と見比べながら、マネして作ってみてください!
※配線図の方は9番のポートにLED回路が接続されています。
タクトスイッチを使って、回路を作るときには、4本の足が内部でつながっていることに気を付けてください!
下の図のように、右側と左側で2本ずつセットになっています!
スイッチをスタートボタンとして使うプログラム
回路ができたら、プログラムを作成しましょう!
プログラムのポイント
- スイッチを押されたらLチカを始める
- スタートスイッチを実現
- LEDは9番につながっている
- スイッチは8番につながっている
ソースコード
スケッチ例のBlinkを開いて、書き加えると簡単に出来上がります!
1void setup() {
2 pinMode(9, OUTPUT);
3 pinMode(8, INPUT); //8番のポートを入力(インプット)として使う
4 while(digitalRead(8)==0); //スイッチが押されるまで待つ
5}
6
7void loop() {
8 digitalWrite(9, HIGH);
9 delay(1000);
10 digitalWrite(9, LOW);
11 delay(1000);
12}
動作確認
ArduinoとPCをUSBケーブルで接続して、書き込みボタンを押しましょう!
LEDが光らなくても焦らないでくださいね!
勝手に光らないということは、ちゃんとスタートスイッチが押されるのを待っている証拠です!
さぁ、タクトスイッチを押してみてください!
Lチカが始まりますか!?
もし、思い通りに動かない場合は、以下の点をチェックしてみてください!
まとめ: 【Arduino入門】はじめてのスイッチ回路!スタートボタンを搭載する方法を解説!
今回の記事では、Lチカはやってみたけど、次に何をすればいいのかわからない人に向けて、スイッチを使ってスタートボタンを実現する方法を紹介しました!
実用性抜群なので、ぜひチャチャっと作れるようになって、安全に効率よく、開発を進められるようになりましょう!
- スイッチ回路の作り方
- スイッチをスタートボタンとして使うプログラム
最後まで読んでいただきありがとうございました!
以上、CHAでした!